格闘技イベント「RIZIN LANDMARK10」(11月17日、愛知・ポートメッセなごや)でシン・ユリ(30=韓国)と対戦する元RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(42)が30日、東京・駒込のジム「YSA」で公開練習を行った。
シン・ユリ戦を見すえ、今月から一緒に練習している元レスリング女王の山本美憂とのスパーリングを披露した浜崎は「試合の実感は今、湧いてきました。こうして公開練習すると〝試合なんだな〟と思うようになりました」と自然体で話す。
2022年9月のパク・シウ戦で手首を骨折。今年2月にクレア・ロペス戦で復する予定だったがその2週間前に練習中に再び骨折して2年の欠場を余儀なくされた。
だがその故障も完治し、不安はない。浜崎は「骨折した場所も全然問題ないです。ほかに大きなけがもなく順調に練習できています」と断言。「ケガよりもメンタルというか。試合がこんなに空いたのが初めてなので不安もあるんですけど、今は楽しみの方が大きいです」と淡々と口にした。
相手のシン・ユリは「復帰戦の相手としては強敵だと思います。根性がある印象なので気持ちの面で負けないようにしっかり作っていきたいです」と警戒。
美憂との練習については「ボクシングスパーをさせてもらって。練習の仕方も初めてのことが多くて、すごく勉強になりました」と手応えを口にする。その美憂から「相手が根性あるとか言ってるけど絶対、この人の方が根性あるから。ガッツリいけると思います」と太鼓判を押されると笑顔。復帰戦に向け「2年も離れていたので私のことを知らないファンもいると思うので、インパクトを残して〝女子でもこういう試合ができるんだぞ〟というのを見せられたらと思います」と力を込めた。