日本バスケットボール協会が30日、アジアカップ1次予選モンゴル戦(11月21日)とグアム戦(同24日)に向けた直前合宿に参加する日本代表メンバー23人を発表し、〝スーパー高校生〟の大器として注目を集める渡辺怜音(れおん、18=福岡大大濠高)がサプライズ招集された。
今夏のパリ五輪を率いたトム・ホーバス監督の続投が決定して初となる代表活動。2028年ロサンゼルス五輪へスタートとなる活動は国内組が中心で、今夏に日本凱旋した渡辺雄太、富樫勇樹(ともに千葉J)、ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)など主力が選出された。その一方で、新戦力も積極的に抜てき。中でも〝目玉〟は、最年少の渡辺だ。
204センチ、98キロというフィジカルを生かしてインサイドで抜群の強さを誇り、3ポイントシュートも高精度。将来は米プロバスケットボールNBA級との期待も高い超逸材だ。
1月には特別指定選手としてライジングゼファー福岡に加入し、高校生ながら約5か月もの間Bリーグでプレー。B1選手中心のディベロップメントキャンプや、U―22日本代表にも飛び級で選出されており、まさに将来が嘱望される至宝だ。
ファンからも渡辺に対する期待が沸騰。SNS上では「怜音18歳でA代表凄い」「渡辺怜音(18)がついに来たか!」「渡辺怜音いきなり ホーバスHCこういうの上手いよな」などと大抜てきに注目が集まっており、ホーバス監督の大胆な選考にも称賛が集まっている。
スーパー高校生が渡辺雄や冨樫らスターたちとどのようなコンビネーションを見せるのか、ホーキンソンとのポジション争いは――。熱い視線が注がれそうだ。