巨人の山口寿一オーナー(67)が30日に秋季練習が行われているジャイアンツ球場を訪問。ナインや首脳陣に向けて訓示を行った。
異例の訪問となった。主力選手などを除き、新体制下でのほとんどの選手、首脳陣、スタッフが集結したジャイアンツ球場を電撃訪問した山口オーナー。「今シーズン、4年ぶりの優勝という喜びと、クライマックス・シリーズで敗退したという悔しさと、両方を味わいました。その悔しさの方は来年晴らせばいいですし、喜びの方は来年、連覇をして日本シリーズに出て、日本一になれば何倍にもなってくると思いますそのための大事な時間がこの秋季練習だと思っています」と来季の巻き返しに向け、秋季練習の重要さを説いた。
訓示を受け、阿部監督も「異例だよね。いろんなことを話させていただいたけど、やっぱり底上げというものをしない限りね。補強だったりそういうのもあるけど、底上げをしない限り強くならない。オーナーもそうおっしゃっていた。だからそういうゲキを入れに来られたんじゃないかな」と察すると「(この時期の訪問は)見たことないもんね。ありがたいね」と感謝していた。