12月に控える来季の米女子ゴルフツアーの出場権をかけて争う最終予選会に出場する選手が、それぞれの思いで国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(31日開幕、滋賀・瀬田GC)へ参戦する。
稲見萌寧(Rakuten)は、昨年の優勝で今季の米ツアー参戦を決めており、勝利すれば、予選会を経ずにツアー出場権が得られる。
そんな一戦を前に、パリ五輪4位の山下美夢有(加賀電子)は30日、「この試合に優勝すれば来年1年間出れるので、できた方がやっぱりいい。どの試合も優勝目指してやっているのは変わりないので、普段通りのプレーで優勝できればと思う」とコメント。
今季ポイントランキングトップを走る竹田麗央(ヤマエグループHD)はこの日、「優勝できれば、すごくいいけど、そんなにうなくはいかない。しっかりと自分のやる事に集中をして4日間頑張りたい」。米ツアーの先輩である渋野日向子(サントリー)と話す機会があったときには、予選会のアドバイスを受けたという。
また、先週優勝の岩井千怜(Honda)はこの日に「勝ったらQT(最終予選会)受けなくていいっていうのは助かるけど、どの試合も一緒の気持ちで臨んでいる。優勝できたらラッキーだし、ベストを尽くしたい」と思いを語った。
2次予選会を突破して最終予選会に臨む原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は29日に「ここで勝つと向こうの試合に出られることも大きいし、ちょっと雰囲気も違うし、ピン位置もセッティングも同じ日本でやっていてもちょっと違うのかなと思うので楽しみ」との本番を心待ちにしていた。