衆院選で国政政党となった日本保守党が30日、東京・秋葉原駅前で街頭演説会を開き、代表で作家の百田直樹氏がX(旧ツイッター)の投稿を封印すると表明した。
保守党は衆院選で河村たかし前名古屋市長ら3人が当選したほか、得票率2%超えで政治団体から国政政党となった。
有本香事務総長は「投票してくださった皆さん全員の票は1票もムダにならずに私たちを国政政党に押し上げてくれた」と集まった聴衆に感謝した。
すると突然、百田氏は「これを機会にXを辞めようと思っています。本当です。Xがあると好きなことをバンバンつぶやいてしまう。今までは私一人が責任をかぶるのはいいが、党が輩出した国会議員に皆さんに迷惑がかかる。何よりも有本事務総長に怒られるのがつらい。この際、ちょっとXはいったん封印しようかな」と話し、聴衆からは「やめないで」の声が上がった。
有本氏は「聞いてなかったので驚きましたが、百田さんは今までも小説家を辞めるとかいろんな発言をしている。また撤回するのでは?」と突っ込まれ、百田氏は「確かに小説家引退は今まで5回くらいやってますけどね。Xも3回くらい引退するんちゃうかなという気がする」と苦笑い。
それでも「Xを見てますとね、いらんことを書いてしまう」と選挙中も禍根を残したやりとりがあったこともあり、封印は本気も本気。「(Xを辞めても)ニコ生を充実させますんで」とアピールすることを忘れていなかった。