歌手の橋幸夫(81)や兄弟デュオ・狩人らが所属する「夢グループ」の創立20周年記念コンサートが30日、神奈川・横浜市内で開催され、所属歌手の橋、狩人、黒沢年雄、保科有里らが計10組が出演した。
同グループといえば、石田重廣社長と保科が出演する通販事業のCMでも知られる。コンサートでは、20周年を記念して発売された「夢フィットネスDVD」「夢フィットネスDVD ピラティス編」の紹介と実践もあり、リアルに通販CMが再現されたステージに観客から大きな笑いが起こった。
終演後、石田社長と保科が報道陣向けにDVD発表会を開催。20周年を迎えた心境を聞かれると、石田社長は「ありがたいことに夢グループが20周年。今回のコンサートでお客さまに訴えたいものは、出演者に兄弟(狩人)、夫婦(チェリッシュ)、そして80歳以上の方が2人(橋と黒沢)もいる。外国の方(ZERO)もいる。こんな自由と平和な国があるんでしょうか。僕は年齢、国は関係ないよと。歌を通して楽しんでもらおうと」と思いを明かした。
また、20周年の記念として「フィットネスDVD」を発売した理由を聞かれ、石田社長は「20周年を考えたときに、橋幸夫さんがいて、(出演者の年齢は)70代が当たり前で、60代は若いです。これから先を考えたときに、100歳まで生きようじゃないか、とみんなで」と説明。石田社長によれば、4月に引退撤回し、歌手復帰した橋も「100歳まで歌手として現役を貫き通して、死ぬまで歌う」と決意しているという。
石田社長は「これからフィットネスDVDで、(橋を含めた80代が)健康で充実した満足したこれから20年になってほしいと。橋さんあっても夢グループ。(夢グループ所属歌手の)〝長男坊〟にあたる橋さんがやめたといえば、僕らもソロソロ隠居しようかなとなる。先輩を立てることが昭和の人間でございますから。橋さんにもDVDを見てもらって、トレーニングしてもらいたい!」とお願いした。