巨人の門脇誠内野手(24)が30日にジャイアンツ球場で行われた秋季練習に参加。練習後、現在の心境を明かした。
開幕前に遊撃のレギュラーに指名された門脇だったが、シーズン前半の5月や6月は打率が2割を切るなど持ち前の勝負強さを発揮できず。武器である守備でも精彩を欠き途中出場となるケースも増えたが、シーズン後半の8月には月間打率2割9分5厘を記録するなど徐々に調子を上げ、CSでは全6試合で先発出場と存在感を見せた。
門脇は「前半なかなか結果出なかった時の気持ちであったりとか、後半に始めてからの気持ちであったりとか、CSの時の気持ちも全然違いましたし、自分の試合への入り方や技術はもちろんですけど、すごくいろんなことを感じた一年だったなと思います」と回顧した上で「技術面含めてしっかり引き出しも増えたので、来年は逆にしっかり結果残せないと実力不足だなっていうふうになるなと思います」と気持ちを引き締めた。
24日に行われたプロ野球ドラフト会議では、1位・石塚を含む上位指名3選手が「内野手」と背番号5にとっては脅威的なライバルとなる。「坂本勇人さんであったりとか(浅野)翔吾だったりとかやっぱり『ドラ1の逸材』って巨人の『顔』となるんで、このままいったら普通に自分は(ドラ)4なんで。この成績だと普通に取られて終わりだなっていうふうに、逆にある意味(闘争心が)燃えたというか。じゃあ『取られないためにはどうしようか』っていう心境になりました。もともと逆境に強いと思ってるんで、強い気持ちでいます」と熱く語った。
プロ2年目の若武者はやるべきこととレベルアップを目標にこの秋を乗り越え、来季こそはスタメンに定着したいところだ。