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立憲・野田佳彦代表が維新、共産に首班指名で協力要請 国民民主には「野党政権」呼びかけ

東スポWEB 2024年10月30日 21時10分

立憲民主党の野田佳彦代表は30日、国会内で来月11日招集の特別国会に向けて総理大臣指名選挙の協力を求め、日本維新の会・馬場伸幸代表、日本共産党の田村智子委員長と会談した。

野田氏は馬場氏との会談で自民、公明両党が過半数を下回ったことを受け「政権交代を変える大きなチャンス」として首班指名選挙で、1位と2位による決選投票になった場合に自身へ投票するよう協力を求めた。馬場氏は「持ち帰って検討する」と伝えた。

次に野田氏は田村氏と両党幹部を交え会談。共産党にも首班指名で決選投票なった場合、自身への投票協力を呼びかけたという。

終了後、田村氏は報道陣の取材に「企業団体献金の全面禁止や裏金問題の真相究明をともに進めていくのであれば、前向きに(支持を)検討したい」と野田氏に伝えたことを明かした。野田氏も共産党の対応に「肯定的に受け止めている感じがあった」と手応えを感じたという。

一方、自民党の森山裕幹事長は31日に先の衆院選で選挙前より4倍増の議席を獲得した国民民主党の榛葉賀津也幹事長と会談を行う。

国民民主は30日に開いた役員会で首班指名選挙をめぐり、決選投票になった場合も含め、代表の「玉木雄一郎」と書いて投票することを決めた。

野田氏は特別国会の召集までに時間があることを踏まえ、国民民主にも協力を求めるため玉木氏との会談を申し込んだが断られていた。

今後、会談実現に向けて調整は進んでいるか。

「政策実現をするためにも、(国民民主は自公政権に加わるよりも)野党政権を作ったほうが手っ取り早いのではないかと私は思っています。そのことを含め(玉木氏と)早くお会いしたい」と野田氏は呼びかけを続けている。

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