新日本プロレス30日新潟・燕大会の「スーパージュニアタッグリーグ」Aブロック公式戦で、田口隆祐(45)、ドラゴン・ダイヤ(25=ドラゴンゲート)組がクラーク・コナーズ(31)、ドリラ・モロニー(27)に土をつけ2勝目をあげた。
田口がコナーズのスピアーからNо Cheaser(変型ブラディサンデー)を浴びてしまうと、孤立したダイヤが集中砲火にさらされる。モロニーのスパインバスターから、サンドウィッチ式のスピアー&ゴアを浴びて窮地に陥った。
それでもダイヤは驚異の粘りでこれをキックアウト。合体技Full Clipを阻止してコナーズを場外に蹴り落とすと、モロニーをミステリオ・ラナで丸め込み電光石火の3カウントを奪ってみせた。
バイク事故によって今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア欠場となった田口隆祐の代打としてダイヤが出場したことで今回のチーム結成につながった。ダイヤは「たぐっちゃんの事故の話ですけど、犬を避けて事故を起こしてしまいましたね。命を失ってもおかしくなかった事故から復活してこうしてリングに立ってくれています。僕はプロレスラーはヒーローじゃなきゃいけないと思ってます。たぐっちゃんはまさに弱きを助け、強きをくじき、どんな状況からも立ち上がるヒーローそのものです。そんなヒーローの背中…いや、ケツを負って、僕もヒーローになれるようにこのタッグリーグ何としても優勝してみせます」とマイクアピール。最後はゲスト解説として放送席に座っていた師匠のドラゴン・キッドの決めゼリフを引用し「これからもスケボーブラザーズで盛り上がれ!」と締めくくった。
とはいえAブロックは最終公式戦(11月1日、小松大会)を残してコナーズ&モロニー、ロビー・イーグルス&藤田晃生、SHO&金丸義信の3チームが勝ち点6で並んでいる。6点同士のイーグルス組とSHO組が直接対決を控えているため、田口&ダイヤは敗退が決定。優勝決定戦(11月4日、大阪)進出争いは現時点で勝ち点6の3チームに絞られている。