新日本プロレス30日新潟・燕大会の「スーパージュニアタッグリーグ」Aブロック公式戦で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の高橋ヒロム(34)、BUSHI(41)組が「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のSHO(35)、金丸義信(48)組に3敗目を喫し無念の敗退が決まった。
すでに2敗と後がないLIJには内藤哲也もセコンドにつくが、H.O.Tによって手錠で拘束されてしまう。さらにBUSHIも場外の2階席の手すりと手錠でつながれてしまい、ヒロムが長時間にわたって1対2の戦いを強いられた。
ヤングライオンの嘉藤匠馬が控室から手錠のカギを見つけ、BUSHIが自由の身になるとLIJは反撃に出る。BUSHIがSHOをファブル、ヒロムが金丸とマキシマム ザ ホールディングで捕獲してギブアップを迫っていった。
ところがここで新潟県出身の高橋裕二郎がH.O.Tのセコンドとして介入。裕二郎が偽のゴングを鳴らすと、2人は技を解いてしまい決定機を逃してしまう。さらにBUSHIのMXも裕二郎によって阻止されると、ヒロムは金丸のウイスキーミストを浴びてしまった。最後は孤立したBUSHIが裕二郎のケイン攻撃からSHOの宇和島ピンプスを浴び3カウントを奪われた。
7年ぶりのタッグリーグ参戦で初優勝を狙っていたヒロムだったが、最終公式戦(11月1日、石川県小松大会)を待たずして早くも脱落が決定。「何年だよ! こんなことの繰り返し…全部クソだぜ、オイ。これが許されるリーグ戦も腐ってる。もちろんこれが防げない俺も腐ってるな。これを許してる新日本も腐ってるな、オイ。腐ってるもんばっかだぜ。ムカつくぜ、クッソ…こんな試合で負けて、俺とBUSHIさんはもうこのリーグ戦突破できねえのか。クソつまんねえな…」と怒りをあらわにしていた。