歌手の太川陽介(65)が30日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、若き日の倍賞千恵子とのエピソードを明かした。
太川と倍賞は、1978年放送のNHK銀河テレビ小説「ぼくの姉さん」で主人公・里見愛子(倍賞)とその弟役で共演したことがきっかけで仲良くなったという。「今でも『姉さん』って呼ばせてもらってんですけど」とし、今も仲がいいことをうかがわせた。
「僕がデビューして2年目くらい。(77年の)『Lui―Lui』はヒットしたんですけど、そのあと何にも来なかったんですよ、ヒット曲が。どんどん人気が落ちていくのが自分でも分かって。怖くて、眠れない日が何日もあったんですよ」と振り返った。
そこで倍賞の家に行き、相談したという。
太川の悩みを聞いた倍賞は「『もしね。あなたがこの仕事を一生やっていくんだったら、そんなこと、すごく小さなことだと思うよ。あなたには芝居もあるんだし、だからみんなとは違うんだって思ってればいいんじゃないのかな』って」と明かした。
最後に「(倍賞は)大先輩だけど、上から目線じゃなくて、僕のところまで降りてきてくれて、言ってもらった。それで気が楽になって精神的に立ち直れたんですよ」と感謝した。