ヤンキースは30日(日本時間31日)にワールドシリーズ第4戦でドジャースのムーキー・ベッツ外野手(32)に接触して守備を妨害した2人の男性ファンについて、同日の第5戦への入場を禁止したと発表した。米メディアによれば、2人は兄弟で、年間チケットホルダーだという。
第4戦の初回、先頭トーレスが放った右翼ファウルゾーンへの飛球をフェンス越しに客席へ手を伸ばして好捕したベッツに対し、ヤンキースのビジター用ユニホームを着た男性がグラブから無理やりボールをはじき出し、ホーム用ユニホーム姿の男性が腕を引っ張った。近くで見ていた審判員が捕球を認めて「アウト」をコール。2人はセキリュティー担当に連行され、退場処分となった。
ヤンキースは声明で「今夜は今年最後のホームゲームであり、ファンの情熱を余すことなく発揮してもらいたい。ヤンキー・スタジアムはエネルギーと熱狂で知られているが、チームを応援する熱狂が選手を故意に身体的危険にさらすような一線を越えてはならない。ヤンキースと大リーグ機構は第4戦であった行為を決して容認しない」とした。