ボートレース住之江のGⅠ「第52回高松宮記念特別競走」が11月1日から6日まで開催される。直前の戸田ダービーで優出した馬場貴也、佐藤翼や賞金ランク上位の茅原悠紀、定松勇樹、宮地元輝、土屋智則といったトップレーサーが襲来。一方、地元勢も松井繁、田中信一郎、太田和美、湯川浩司、西村拓也といった主力が迎え撃つ。この白熱バトルの見どころ、注目選手をボートレース界で話題沸騰中の福留光帆が紹介する!
【舟は帆まかせ帆は風まかせ】みなさん、こんにちは! 福留光帆です。今回はボートレース住之江で11月1日から6日まで開催されるGⅠ「第52回高松宮記念特別競走」の見どころを紹介します。
住之江といえば先日、住之江警察署の1日署長を務めさせていただきました。午前中は住之江区役所で1日警察署長委嘱式、午後にはボートレース住之江の特設ステージで「詐欺等の被害防止を学ぶ、1日警察署長とのトークショー」。私の人生の中で署のトップに立つという未来があったことに驚きですね。何とかボートレース住之江の周りの安心と安全は守れたかなと思います! せっかく署長というポストをいただいたので権限を使って住之江警察署の人事を発令したり、逮捕したりしたかったんですけど、マネジャーに止められました(笑い)。
尼崎出身の私にとって住之江ボートは尼崎ボートに続く「準地元」です。ナイター照明がすごくきれいだし、スタンドと水面の距離もすごく近いイメージがあります。特に1Mです。目の前にターンマークがある感じで、すごい迫力なんです。スピード感、ターンする時のボートの動き、レーサーの体重移動、水しぶき…。とにかく見どころ満載です。
住之江ボートには大阪支部の元ボートレーサーの野添貴裕さんが1Mで一緒にレースを見ながら解説してくれる「住之江1M観戦ライブ」というイベントがあります。私もゲストとして参加したことがありますが、すごい迫力で楽しかったですね。
舟券的にもインが強いので私は好きな水面です。尼崎や住之江に行くことが多かったこともあってインが強い水面の方が舟券の調子がいいイメージがあるんですよ。
注目選手は…。私の推しの毒島誠選手は今回いないんですよね。残念…。でも、強い選手がたくさん出場しているので見応えタップリ。中でも2日目メインの「ジャンピー特選」1号艇の馬場貴也選手は最近の活躍が目立っています。8月のまるがめSGメモリアル優勝戦の3コースからのまくり差しはすごかったですよね。レース後にバック側から1Mを撮影したスーパースロー映像を見たんですけど、あの舟の動き方とか馬場選手の体重移動とか、もうすごいとしかいいようがないです。このハンドルさばきは枠不問。特に奇数枠の時には威力を発揮しています。
それにシリーズ序盤でエンジンが悪くてもしっかり調整して戦えるレベルまで底上げしてくる調整力もあるので安定感、信頼感という面でも際立っています。今年序盤は調子が良くなさそうでしたが、最近はメモリアル優勝をはじめ地元のGⅠ、GⅡや直前の戸田SGダービーでもしっかり優出。賞金ランキングでも私の推しレーサー・毒島誠選手を抜いて1位です。当然、今回も優勝候補ですよね。
初日メインの「高松宮特選」3号艇の茅原悠紀選手もおススメです。茅原選手の魅力は何と言っても思い切った攻めの走り。私たちファンの期待通り、いや期待以上の攻めを毎回、見せてくれます。こんな積極的な攻めの姿勢を見せられたら応援したくなっちゃいますし、舟券も買っちゃいます。
2走前のからつファン感謝3DaysバトルトーナメントでもF2なのにファイナルでコンマ03のスタートで優勝。すごいですよね。期が替わる11月1日からFもリセットされます。切れ味鋭い攻撃に拍車がかかることは間違いないでしょう。
もう1人、気になる選手がいます。ニシタクこと西村拓也選手です。SG、GⅠでの優勝はありませんが通算GⅠ11優出。今年6月の尼崎SGグラチャンでも優出しています。GⅠでも戦える力は十分あります。
今年からボートレースのお仕事を本格的に始めていろいろレース場のイベントに呼んでいただき、全国24場制覇までもう少しです。ただ、住之江といえばグランプリ。住之江のグランプリを生で見たいんですよね。あのレースの迫力を感じることができるスタンドからボートレース界最高峰の大会であるグランプリを体感したい! グランプリ開催中のイベントに呼んでいただけないかなぁ~(笑い)