ドジャースが30日(日本時間31日)、ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦で最大5点差をひっくり返して7―6の逆転勝ち。通算成績4勝1敗として4年ぶりのWS制覇を果たした。
優勝トロフィーを手にしたデーブ・ロバーツ監督(52)はフィールド上でのインタビューで「みんなパレードするぞ~!」と絶叫。前回優勝した2020年は新型コロナ禍の影響もあってパレードを実施できず、敵地ニューヨークで決めた興奮と喜びを地元ロサンゼルスに持ち帰って祝うことになった。
昨オフには大谷翔平投手(30)や山本由伸投手(26)ら歴史的なメガ補強を敢行しながら、レギュラーシーズン中は投手陣を中心に故障者が続出。先発ローテーションもまともに組めないほどだった。それだけに「本当に信じられません。逆境もたくさんありました。多くの人たちがウチは『ダメだ』と言いました。でも、このステージにいない多くの人たちも私たちに貢献してくれました。こうしてワールドチャンピオンです」と胸を張った。
米メディアの間では「ポストシーズンに弱い」とのレッテルを貼られ、途中で敗退すれば「解任」と何度も取りざたされた。そんな中でつかみ取った頂点。ロバーツ監督の雄たけびには周囲を見返す意地も込められていた。