大谷翔平(30)と山本由伸(26)が喜びを爆発させた。ワールドシリーズ第5戦を7―6と逆転勝利。大谷はMLB7年目、山本は1年目で世界一の栄光をつかんだ。グラウンドでのセレモニーが終わると午前0時半からポストシーズン4度目のシャンパンファイトがスタート。いつものようにロハス、そしてロバーツ監督の掛け声とともにシャンパンのシャワーが飛び交った。
狭いスペースに報道陣もひしめき合う大混雑の中、すぐにシャンパンがなくなってビールかけに突入。山本は「ほんとにうれしい、最高。チームメートのみんなに感謝です。全員で勝ち取った勝利です。濃い充実した1年だった」と振り返った。第6戦登板を控えて準備し、重圧から解き放たれたような表情だった。
山本のテレビインタビューを邪魔して大はしゃぎの大谷も多くのマイクを向けられ「最高以外の言葉が見つからない。素晴らしい1年。最後が一番格別なシャンパンファイト。存分に楽しみたい。初めてのチームだったけど、最後まで戦えてよかった。日本からの声援が力になった」と何度も顔を拭きながら笑顔で話した。左肩負傷の影響でこの日も無安打だったが、多くの偉業を成し遂げ、チームを悲願の世界一に導いた。