ドジャースに逆転勝利をもたらしたのは決勝の犠飛を放ったムーキー・ベッツ(32)だった。
30日(日本時間31日)のヤンキースとのワールドシリーズ第5戦。5点のビハインドから同点に追いついた8回、一死満塁から勝ち越しとなる中犠飛を放ち、一塁に走りながらガッツポーツを見せた。ウィーバーの高めの速球を打球速度157キロでセンターに打ち返した「あの時点では〝三振はダメだ〟ということだけだった。本当にクレイジーだよ。驚くべき展開だった。ウチの選手は誰一人あきらめていなかった」と大興奮でまくしたてた。
レッドソックスから移籍して5年目。2018年、2020年に続いて自身3個目のチャンピオンリングを獲得したベッツは「このクラブハウスにはたくさんの愛がある。今日の試合に勝ったのは思いやりです。それがすべて。愛であり、根性。本当に素晴らしい。私はただチームを誇りに思い、幸せを感じている」と喜びをかみしめた。