国内開催の米女子ゴルフツアー「TOTOジャパンクラシック」初日(31日、滋賀・瀬田GC=パー72)、今季国内2戦目の渋野日向子(25=サントリー)が、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、イーブンパーの56位発進となった。
多くのギャラリーを引き連れたゴルフ界随一の人気者は、見る者を安心させてくれない18ホールを披露した。3番パー3でバーディーを先行させるも、7番パー4はティーショットを左に曲げて崖下に。しかし9Iで放った残り123ヤードの2打目は、ピン右に寄せてパーをセーブした。
続いてチャンスにつけた8番パー3は沈めることができず、9番パー4は右バンカー、10番パー4は、ティーショットが両足下がりのライとなるラフへいってしまうものの、パーでしのぐ。するとフェアウエーにいった11番パー4でバーディーを奪取したが、続く12番パー3で2オン3パット。痛恨のダブルボギーを叩いてしまった。
波に乗りたいところでのダボの後、14番パー4は2打目をグリーン奥に外してのボギー。ずるずるいきそうな流れの中、15番パー3、16番パー5で連続バーディーと取るも、17番パー4もボギーとしてしまった。結局アンダーパーとはいかず「アンダーで回りたかったのでもったいないホールも多かった」と振り返った。
その一方で「自分の中では体が動いているなと思うので、ちょっとリズムが合わなかったり、若干アドレナリン出ているなとという感覚もあった」と明かした。この日のプレーではマイナスに働く部分もあったとはいえ、2週前の「BMW選手権」(韓国)で棄権したときの状態について「関節が曲がらなかった」などと説明しており、コンディションは良化しているわけだ。
これから〝動く身体〟にアジャストしていければ、安定したゴルフにつながる可能性もありそうだ。