DeNAのキャプテン・牧秀悟内野手(26)に待望のシリーズ1号だ。
2勝2敗の五分で迎えたソフトバンクとの日本シリーズ第5戦(31日、みずほペイペイ)で1点リードの4回無死一、二塁で牧が鷹3番手・前田純の2球目、141キロの高め直球にフルスイング。高々と上がったボールは敵地に乗り込んだDeNAファンの待つ左翼席に飛び込んだ。
シリーズ1号3ランでホークスを突き放した背番号2は打った瞬間、本塁打を確信。叫びながらダイヤモンドを一周するとベンチ前でお待ちかねの「デスターシャ」を披露した。
2連敗スタートから勝てば日本一に王手をかける一戦。牧は2回には二塁守備でも好プレーを見せた。二死一塁で牧原の鋭い当たりを横っ飛びで抑え走者を三塁へ進ませなかった。
試合前時点で打率1割1分8厘と苦しんでいた主将が、ついにバットでも貢献。このままチームを日本一へと導けるか。