ノアの拳王(39)が31日、自身のユーチューブ「拳王チャンネル」を更新。10月のマット界をぶった斬った。
各団体の注目大会を順に振り返る中で、14日のノア後楽園大会では来年1月1日の東京・日本武道館大会に米WWEのスーパースター、中邑真輔の参戦が決定。しかも対戦相手は元UFCファイターの佐々木憂流迦が抜てきされた。
中邑の方舟マット参戦は、2023年元日の日本武道館大会でグレート・ムタと異次元マッチで対戦して以来、2年ぶり。拳王は「また来ちゃうんだと。めっちゃ楽しみだよね。WWE好きからしたらたまらないんじゃないの」と歓迎する。
一方で「ノアの選手にとってはありがたくない出来事なんだよね。メインイベントが決まっちゃってことだもん。今回はメインにしないとおかしいよ。中邑真輔よ、これは(メインに)しないと。だって(今年1月2日有明アリーナ大会ではGHCヘビー級王座戦を差し置いて)飯伏(幸太)vs丸藤(正道)でメインにしたくらいだから」と訴えた。
また、22日の全日本プロレス後楽園大会に話が及ぶと、「誰かの周年があったんだけど…」と切り出し「おい! 諏訪魔!」と叫んだ。暴走男は昨年、抗争を繰り広げた因縁の相手だ。
同大会で行われた諏訪魔のデビュー20周年記念試合では、1月に退団した石川修司がサプライズ登場。一夜限りの名コンビ「暴走大巨人」を復活させた。拳王は「組んだのが石川修司だった。(全日本と)こじれて(石川は)辞めたんだよね? でも出てるという。プロレス界何があるかわからないね」と解説しつつ、「おい、諏訪魔! おめでとう!」とメッセージを送った。
女子プロレスの情報もくまなくチェックしている拳王は、24日のマリーゴールド後楽園大会についてもコメント。同大会で行われた王者・翔月なつみvsハミングバードのスーパーフライ級王座戦を議題に挙げた。
同試合では試合中、謎の覆面戦士ハミングバードがステージからハリケーン・ラナを仕掛けた際に床に頭部を強打する場面があった。これについて拳王は「キャリア、浅いと思うんだよね。今は技、技、技ってなってるじゃん。そういう自分のできない危険な技はやってはダメよ。これは大喝よ」とバッサリだ。「周りがそうさせてんでしょうね。ああいうのはやったらダメよ。自分のできる範囲で相手を倒さないと」と厳しい意見を述べた。
この他、激震に揺れるアイスリボンマットについても意見。最後は11月3日のドラゴンゲート大阪大会で、自身が王者YAMATOに挑戦するオープン・ザ・ドリームゲート王座戦に向け「あの憎きYAMATOからベルトを取るんで」と約束した。