ハロウィンの31日、大阪・ミナミ周辺の繁華街では仮装した多くの人でごった返した。
道頓堀には午後6時頃から仮装した外国人がチラホラ現れ、7時を過ぎると日本の若者も増えていった。昨年、道頓堀とアメリカ村が中心だったが、今年は心斎橋筋商店街まで拡大した。
大阪府警は230人の警察官を配備するなど厳戒態勢。9時頃になると戎(えびす)橋が封鎖された。飛び込みを警戒して、道頓堀に水量は増やされていたという。
昨年と異なるのは「外国人観光客の仮装」が多いことだ。インバウンド効果とみられ、大きな袋やキャリーケースを引いた外国人観光客が目立った。
スペインから新婚旅行で来日した夫婦は「楽しそうだから、お店で衣装を買って、そのまま着てきた」とりゅうちょうな日本語で話してくれた。
言葉の通じない人たちにも伝えるためなのか、警察の警笛は一瞬も鳴りやむことはなく、道頓堀のにぎわいに一役買っていた。