ソフトバンクはDeNAとの日本シリーズ第5戦(31日=みずほペイペイ)に0―7で完敗を喫した。先発した大関友久投手(26)は3回途中1失点と悔しい登板となった。
大関は立ち上がりから際どいコースに投げ込んだが、なかなかストライク先行に持っていけず初回、2回と得点圏に走者を置いた。気迫のこもった投球で無失点に切り抜けたが、2回終了までに58球を要した。
3回も二死一、二塁とピンチを背負うと7番・筒香に二塁手の頭上を越える適時打を許した。ここまでのシリーズ4戦はいずれも先制点を取ったチームが勝利。与えたくない先制点を奪われ、結果的に79球を投じて2回2/3で降板した。
試合後、大関は「2回以降、力みから制球を少し乱してしまった。そのあたりがいつも通りにはいけなかった」と淡々と話した。際どい判定については「実力不足です」と唇をかんだ。
本拠地3連敗で崖っぷちへと追い込まれたホークス。日本一達成には敵地で連勝するしかなくなった。