阪神・岡田彰布前監督(66)が、1日、甲子園に隣接する球団施設を訪れた。
高級外国車から出てきた前指揮官は、練習を終えた糸原健斗内野手(31)と鉢合わせ、思わずニッコリ。「練習しとんか?」と声をかけ、糸原も笑顔で応えた。この日は、濃いグレーのジャージに身を包み、元気な様子を見せた岡田前監督。訪問理由を「リハビリや」と明かし、球団施設に吸い込まれていった。
10月13日のCSファーストステージ第2戦(甲子園)でDeNAに敗れ、今シーズンが終了。体調を崩していた前虎将は、ファンに向けてのあいさつや退任会見を行わず、監督の座を退いた。
それでも、10月末には退任後初めてクラブハウスを訪れるなど体調は回復傾向にあり、今後は球団の最高名誉職に就く見込み。常川企画統括部課長(医療)もこの日、岡田前監督の状態について、「体も徐々に戻ってきている。今後も少しずつ体を動かす予定」と明かした。