巨人・京本眞投手（２０）が１日に都内の大手町にある読売本社ビルで契約更改交渉に臨み、４０万アップの４６０万円でサインした。
京本は２１年に育成ドラフト７位で巨人に入団すると、プロ３年目を迎えた今季開幕前には念願の支配下昇格。背番号は「０１４」から「９９」に変わった。それでも今季一軍での登板は救援として４試合の登板に止まり防御率は３・６０だった。
二桁の背番号に変わり初めての契約更改を終えた京本は「中継ぎをする経験が今までなかったので、この一年間は勉強する機会をいただいた年だなと思います」とシーズンを振り返った上で「来年に向かっていいスタートダッシュが切れそうな状態なので、（課題としては）フィジカルアップですね。本当にそこだけなのかなと思います」と意気込んだ。
まだ２０歳とあどけなさも残るヤングＧだが、秘めた闘志は誰にも負けない。「『来年は菅野さんの穴を埋められるようにやりたいと思います』と言わせて頂きました」と交渉の場で宣言した内容を明かした京本。
自身がプロ１年目の時から「いつ一軍に来るんだ」と気にかけてもらっていたという菅野は京本にとって大きな存在だったようで「自分の携帯で菅野さんのピッチング動画を何回もスローで撮ったり、スライダーの投げ方も（動画で）ずっと見て練習してきた」（京本）とその背中が良き手本となっていた。
メジャー挑戦を表明し退団見込みとなっている大先輩の穴を埋めるべく、今オフも前年同様に大勢とともに自主トレ予定。「（大勢さんは）一緒に野球をやってたら、自然と自分もやる気というか、頑張るぞって気持ちが出てくるのでお願いしました」と自主トレ志願の経緯を説明した。守護神との厳しい自主トレを乗り越えてさらなるフィジカルアップを遂げることはできるか。（金額はすべて推定）