三原じゅん子男女共同参画担当相は1日に開いた会見で、国連の女性差別撤廃委員会が導入勧告した選択的夫婦別姓について言及した。
先月29日、国連の同委員会は、日本に対して婚姻関係にある夫婦が別姓を望む場合、同姓・別姓のいずれかを強制するものではなく、改姓するかどうかを自身が決める選択を自由に認める選択的夫婦別姓の導入を勧告していた。
これを受けて三原氏は同制度について「今の制度を否定するものではなく、国民の理解が深まるよう情報提供を行いたいです。引き続き議論を後押ししたい」と述べた上で、「(夫婦同姓の強制により)各方面から指摘されている不便さや不都合への対応などを検討する」とも語った。
報道陣から「ご自身は結婚して改姓した際、不都合は経験していないのか」との質問に三原氏は「コメントを控える」と答えた。