FMWE率いる邪道・大仁田厚(67)が、〝炎の飛龍〟藤波辰爾(70)にラブコールだ。
年内最終興行となる12月8日の神奈川・鶴見青果市場大会では、西村修(53)との対戦を要求している。
食道がんのステージ4と診断されて闘病を続けていた西村だったが、今年7月には脳へ転移。それでも懸命の治療を続け、8月24日の川崎大会では電流爆破のリングに上がった。
その後も治療を続けていたが、大仁田と参加予定だった10月20日のイベント前夜に救急搬送され入院。先日、全身麻酔で脳に転移したがんを摘出する手術を7時間にわたり受けたという。手術は成功。現在は一般病棟に移り、今後はリハビリに励む予定だ。
この状況を鑑みて大仁田は「西村選手は今、がんと闘いながら12・8FMWEのリングを目標にしてくれていると、連絡をもらいました」と明かしつつ「しかしながら、彼を助けてくれる存在が必要だと強く思う。いろいろあったみたいだけど、『無我』としてかつて師と仰いた藤波辰爾選手に、過去を水に流して手を差し伸べてはいただけないか? とお願いしたい」と呼びかけた。
「FMWEのオフィスから、息子さんのLEONA選手にコンタクトを取ってもらいます。返事をいただけるか分かりませんが、もしよろしければ! 藤波選手! 西村選手を助けると思って12・8FMWE横浜鶴見大会に参戦していただけませんか? 試合の形式はFMWEの大会ではあるけれど、藤波選手が西村選手を助けてくれるならば、意向に沿えるように考えます。切にお願いしたい」
邪道の願いは届くのか。