川口オートのＳＧ「第５６回日本選手権オートレース」は１日、予選３日目を開催。２Ｒでは若井友和（５０＝川口）がさばきテクを発揮し、今節初勝利を挙げた。
７番車の若井はスタートで５番手につけ、バックで内に潜り込む理想の展開をつくる。森且行を競り落とし３番手に浮上。３周３コーナーで前を走る鐘ケ江将平、松尾啓史の２車の内を鋭く突き先頭を奪取、そのまま振り切った。
「２日目までは人を抜ける感じがなかったけど、３日目は滑りやすい走路状況になっていて、周りも滑りを用心しながら走っていた。スピードが出る状況は厳しいから、こういう走路の方が自分はいい。それでも乗りやすいので、２車を抜くことができた。エンジンは問題ない」と振り返った。
ここまで２、２、１着とオール２連対。今節はスタートの切れがいいことが好走につながっている。「スタートはいい。ミッションを今回のために替えてあった。それがいい方に行っている」と手応えを感じ取る。
エンジン、スタートと不安要素はなく視界良好。４日目（２日）は雨予報もあるが雨実績は十分。「１着が取れて気持ちも楽になったし、気合は入っているよ」と不敵な笑みを見せる。ムードは良く最終予選も楽しみだ。