藤川球児新監督(44)率いる阪神は、1日から高知・安芸での秋季キャンプがスタート。火の玉丸の本格的な船出となったこの日はあいにくの大雨となったが、ナインたちは室内練習場やブルペンで元気に汗を流した。
ブルペンでじっくりと投球練習を見守った若き虎将は、投手出身指揮官らしく、さっそく門別、茨木ら若手虎投たちにアドバイスを交えながらの熱血指導。「活気あふれる一日だった。すごい成長を遂げている投手もいましたね。僕がイメージしているのは、来年の開幕。もしかしたらそこに出ているのかもしれない」と近い将来出現するであろう〝球児チルドレン〟の台頭に心を躍らせた。
秋季キャンプのテーマに「没頭」の二文字を掲げた藤川監督は「練習の合間にはリラックスしてくれても構わない。始まった時にいかにスイッチを入れられるか。野球は間のスポーツですから」と笑顔。自身の故郷でもある高知県の野球ファンへ「憧れの選手たちがプレーしています。若い選手たちが元気にやっている姿を力に変えてほしい」と呼びかけた。