新日本プロレス「スーパージュニアタッグリーグ」は1日の石川・小松大会でAブロック最終公式戦が行われ、「TMDK」のロビー・イーグルス(34)、藤田晃生(22)組が1位通過を決めた。
3勝1敗の勝ち点6同士の対決となった一戦で、2人は「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のSHO(35)、金丸義信(48)組と対戦。ゴング前に仕掛けたのがTMDKだ。いきなりロビーが空中殺法を放ったのを皮切りに、2人がかりで憎きSHOに猛攻を浴びせる。
だが、マットが外されたコーナーにイーグルスが激突させられると、ここから藤田が集中砲火を浴びた。SHOからテーピングで固定された左肩めがけてパイプイスを振り下ろされて悶絶。苦しい展開を強いられた。
ようやくタッチを受けたイーグルスが反撃し、ロンミラースペシャルでSHOを捕獲。ここでゴングが鳴り、試合が決まったと思ったイーグルスは技をといてしまう。だが、ゴングを鳴らしたのは金丸だった。再び敵軍に主導権を握られ、藤田がレフェリーと衝突させられ無法地帯となったリング上には、H.O.Tの高橋裕二郎も介入してきた。
それでもイーグルス組のセコンドに就いていた大岩陵平が裕二郎を排除。15分過ぎには金丸のウイスキーミストを藤田が阻止すると、最後はイーグルスが担いだ金丸に、藤田がカッターで飛びつく合体技、スウィートバスターが炸裂。試合権のある藤田が3カウントを奪った。
TMDKは勝ち点8で全日程を終了。この後のメインでクラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーが高橋ヒロム&BUSHIに敗れて勝ち点6止まりだったため、イーグルス&藤田が優勝決定戦(4日、エディオンアリーナ大阪)進出を決めた。
ヒロムからエールを送られた藤田は「まず高橋ヒロム、俺とロビーにしかできないやり方で、あんたの目の前でジュニアのすごさを証明してやるよ。今年は何が何でもTMDKの年だ。ジュニアは俺とロビー・イーグルス、ヘビーはベルトを持ってるザック(セイバーJr.)、マイキー(ニコルス)、シェイン(ヘイスト)、それ以外にも今年入った大岩。あいつの力も間近で見てきた。必ずTMDKの時代を証明する。ザ・マイティー・ドント・ニール(強者はひざまずかない)」とマイクアピールした。
なお、全6チームが勝ち点4で並ぶ大混戦のBブロック最終公式戦は、2日の名古屋大会で行われる。