イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは1日、新監督にポルトガル1部スポルティングのルベン・アモリム監督(39)が就任すると発表した。契約期間は2027年6月末まで。延長1年のオプションが付くという。
今季リーグ戦で3勝2分け4敗の勝ち点11で14位と低迷するチームの再建に取り組むことになる。スペインメディア「FICHAJES・NET」は「彼一人がオールド・トラフォードに到着するわけではない」と指摘し、スポルティングから自身のコーチングスタッフとともに、主力選手の引き抜きを検討しているという。
中でもリーグ10試合で16得点をマークしているスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュ(26)が筆頭候補になる。同メディアは「このスウェーデン人はレッドデビルズ(マンU)の攻撃陣を強化するための最初の要望になる」とし「このアタッカーは得点能力とフィジカルの存在感、つまりイングランドサッカーのスタイルによく合う」と指摘した。
また、スポルティング所属のポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコン(24)、同DFゴンサロ・イナシオ(23)の獲得が検討されている一方で、アモリム監督から高い評価を受けている日本代表MF守田英正(28)の名前は報じられていない。
アモリム監督の着任は7日以降となる見通しで、来年1月の移籍市場で戦力補強に乗り出す予定だが、新指揮官を迎える今後のチーム動向も気になるところだ。