今オフにもメジャーに挑戦する可能性のあるロッテ・佐々木朗希投手(22)の去就に関する重大情報が1日(日本時間2日)、米国で報じられた。今オフの佐々木のポスティングをロッテが拒否したと米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者が伝え、波紋が広がっている。
同記者は「才能ある日本人右腕はフリーエージェントになってメジャーリーグに参加するにはもう1年待たなければならない。このオフシーズンに彼と契約したかったドジャース(他のチームも)を失望させた」と指摘し、佐々木は来シーズンまで日本にとどまるとした。
将来的なメジャー移籍を公言している佐々木は今季、キャリア初となる2桁の10勝(5敗)を挙げ、防御率2・35をマーク。本命視されるドジャースやヤンキースなど多くの球団が強い興味を示し、米メディアのFAランキングではヤンキースのファン・ソト外野手、オリオールズのコービン・バーンス投手、ジャイアンツのブレイク・スネル投手ら大物に混じって常に上位に名を連ねている。
そんな超目玉の〝断念報道〟だけに他メディアも即座に反応した。「ザ・スポーティング・ニュース」は「ドジャースはゲームを変える先発投手を逃す」の見出しで続報。「いつの日か佐々木がメジャーリーグのスーパースターになり、ドジャースが彼を獲得するチームになるのは間違いない。しかし、その日は待たなければならないかもしれないし、王朝を築こうと願うLAのチームにとっては失望となるだろう」と伝えた。
ただ、佐々木のメジャー移籍については本人も球団も現段階では明確な方針を明らかにしておらず、米国での報道は錯綜している。この〝断念報道〟が真実ならば、米球界に大きな衝撃が走りそうだ。