2026年北中米W杯アジア最終予選C組第5戦(15日)で森保ジャパンとホームで激突するインドネシアの申台龍監督(54)が日本を攻略に自信を示した。同国メディア「DIO―TV」が報じた。
急成長中のインドネシアは最終予選で格上のオーストラリア、バーレーン、サウジアラビアに引き分けるなど大健闘し、ここまで3分け1敗のグループ5位につけている。同メディアによると、申監督はホームでの試合に向けて「日本に勝つのは難しいが、私は現役時代から日本に立ち向かう方法を知っている」と語ったという。
韓国出身の申監督は日本を率いている森保一監督(55)と同世代。1992年から97年まで同国代表選手として活躍し「宿敵」「永遠のライバル」と呼ばれる日本とも国際舞台でしのぎを削っていた。さらに引退後に指導者に転身すると、韓国の年代別代表やA代表の監督として日本とも対戦し〝敵国〟の特長などは把握済みなのだ。
チームの実力差があることから「勝つのは難しい」と話すものの、本拠地で引き分けて、勝ち点1を積み上げることは十分に可能と判断しているともいえる。同メディアは「申監督は興味深い意見を述べた。2018年ロシアW杯で韓国を率いた指揮官は日本の戦い方を理解していると認めた」と指摘した。
今予選では各組1、2位が本大会の出場権を獲得し、3、4位がプレーオフに進む。インドネシアも初のW杯出場を勝ち取るため「たとえ難しいとはいえ、日本にも(19日に対戦する)サウジアラビアにも負けられない」と伝えていた。