13日開幕のプレミア12にむけ、宮崎で合宿中の侍ジャパン・日本代表で、広島・坂倉将吾捕手(26)が、来る本番へ順調に準備を進めている。
合宿第2クール初日のこの日は、代表のチームメートでもある隅田(西武)相手に、実戦の打席にも立ち(ライブBP)「見え方だったり、タイミングとかも、そんなに悪くなかった」と三遊間に鋭い当たりを放つなど、持ち味である打撃面でも好感触を得た。さらにその後は、捕手として侍投手陣の投球を受けるなど攻守で欠かせない存在となっている。
5日には所属チームでもある広島と代表としては今大会へむけ、初の練習試合が予定されているなか「出ます。試合に出るので、自分の調子もそうですし、ピッチャーとも組んで、話していきながら」と〝身内〟との対戦を通じ、さらに状態を上げていくつもりだ。
そんな坂倉は「これ、書いておいて下さい」と表情を崩しながら「警告しておきます」と切り出し「ヤジったやつから、ブツけていく(笑い)。(打席の)バットでも(広島側の)三塁へ、ファウル打てるんで」とニヤリ。確実に気心が知れた面々だけに、万が一、試合中に相手から過度な〝冷やかし〟とも取れる「声」飛んだ際は、敵として容赦なく叩きのめすと、坂倉流のジョークを交えて宣戦布告した。
一方で、普段は直属の上司でもある広島・新井貴浩監督(47)からは、今合宿へと向かう前に「結構、マジです」と訓示を受けたという。鯉の指揮官からは「挨拶とか、お礼をちゃんとして、日本代表として頑張ってこい」と激励されたという。所属チームの上司に元気な姿を見せるべく、対赤ヘル戦では、身内に日の丸戦士としての〝貫禄〟披露を期している。