11年ぶりに巨人に復帰した橋上秀樹作戦戦略コーチ(58)が2日にジャイアンツ球場で行われている秋季練習に参加。復帰後初めてユニホームにそでを通した。
「後輩」である阿部監督と肩を並べて、グラウンドで練習を見守った橋上コーチ。初対面となった選手らとは笑顔であいさつを交わし、雑談も交えながら親交を深めていた。
11年前のチームとはガラリと雰囲気も変わった様子。橋上コーチは「時代なんでしょうけど、指導する側と選手の距離感が非常に近いなと感じましたね。お互いが笑顔の会話というのも、以前のジャイアンツではあんまりなかったので新鮮でしたね」と率直な感想を明かすと「ひと通り打撃を見て、気になるところはメモをした。打撃コーチと共有しながら指導に生かせれば」と抱負も語った。
初視察を行った中で特に熱視線を送ったのは、今季プロ2年目を終えた門脇誠内野手(23)。練習の合間に打席の中での考え方などを伝えた同コーチは「レギュラーで出ている以上は、数字的にも、本人もチームも物足りないはず。どのチームも一、三塁、外野はある程度打てる選手がそろっているので、チームに差が出るのは二遊間。門脇選手が打撃向上すると、チームにとって大きいと思いますね」と期待を寄せていた。