ソフトバンクとDeNAの日本シリーズ第6戦(2日、横浜)が雨天中止のため3日に順延された。ソフトバンクは横浜スタジアムの室内練習場で練習を行い、近藤健介外野手(31)もバットを振り込んだ。
9月に右足首を負傷した近藤は、短期決戦では状態を見極めながらの出場が続いてきた。CSファイナルステージ、日本シリーズの第3戦から第5戦は指名打者で試合に出場したが、守備に就くには足への負担が大きく、DH制のない敵地での第1戦、第2戦はスタメンではなく、代打待機となっていた。
再び敵地に戻って行われる第6戦では守備に就けるのか。近藤が名を連ねるか否かで打線の破壊力が大きく異なるため、出場の可否はシリーズの行方を左右することとなる。
小久保監督は「最終決定は明日のミーティングで決まりますけど、(患部の状態は)悪化はしていないみたいです。病院の症状も改善傾向にある」と状態を説明した。
本人は「(出場の可否は)明日になってみてじゃないですかね」と答えながらも、先発出場については「もちろん。準備して(試合に)臨めたら」と意欲的に語った。
チームは本拠地で3連敗を喫し、崖っぷちの状況。打線は26イニング連続無得点と、本来の活発さを発揮できていない。「野手がしっかり点を取れるように」とチームの中心打者は闘志を燃やした。