女子プロレス「スターダム」のタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」は2日の福岡大会(宗像ユリックス)で公式戦5試合が行われ、スターライト・キッドと鈴季すず(22)の「狂乱女虎(きょうらんめっこ)」は黒星スタートとなった。
公式戦初戦となったこの日は、ブルーゴッデス公式戦で吏南(17)、稲葉あずさ(16)組と対戦。NEW BLOODタッグ王座を保持する若手コンビを容赦なく潰しにいった。
客席から助走をつけたキッドと鈴季が、ロープにかけた吏南に息の合ったドロップを決めると、キッドがその場跳びムーンサルトを発射。さらにあずさを619からの低空ドロップキックで追い込んだ。
ところが11分過ぎ、勝負どころでキッドが仕掛けたタイガースープレックスを阻止され、最後は吏南の変型横入り式エビ固めで丸め込まれた。
痛恨の黒星発進となったキッドが「初戦、やってしまった…。ゴメン」とうなだれると、鈴季は「すげー走ったんだけど、間に合わなかった…」と悔やんだ。
特に初代フューチャー王者のキッドは、同王座の最多連続防衛記録「V12」を持つ吏南を意識していた様子。「これはタッグマッチで白黒つけるんじゃなくて、シングルマッチをいつかやらなきゃいけないんじゃないかって思います。一本取られたからにはちょっとね、黙っていられないから」と早期のリベンジを見据える。
ただし、リーグ戦は始まったばかり。鈴季は「まあいい感じだよ、狂乱女虎」と相棒をなぐさめ、次なる戦いへ気持ちを切り替えた。