国内開催の米女子ゴルフツアー「TOTOジャパンクラシック」最終日(3日、滋賀・瀬田GC=パー72)、58位から出た渋野日向子(25=サントリー)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算3アンダーの47位で〝国内お披露目〟を終えた。
3日目が悪天候の影響で中止となり迎えた最終日は晴れ。日曜で増えたギャラリーの前でいきなり魅せた。インスタートの10番パー4、ピン奥10メートルからのバーディーパットを沈めて大歓声を浴びた。その後も13番と18番のパー5でしっかりバーディーを奪取。後半はバーディーが来ず、5番パー4をボギーにしてスコアを伸ばせなかった。
決して満足できるスコア、順位ではないが、〝復帰戦〟としては手応えを感じている。「ティーショットは相変わらず微妙な感じだったけど、グリーンを狙うショットはマシだった」。実際、バーディーを取ったパー5では、13番がピンそば、18番は1メートルにつけていた。最終9番パー4も3打目で100ヤードが残ったが、パーをセーブした。
体調面も「すごく体の状態はいいと感じた」。さらに、メンタル面が、ギャラリーの後押しで前を向いたのは大きなプラスだ。「気持ち的にもズーンとなっていた時期が、これより前に若干あって、ここで気合を入れようと思っていた。結果は出てないけど、3日間楽しんできた部分では、最近はなかったので、そこは結果よりよかったのかな」
次戦は「ロッテ選手権」(6日開幕、ハワイ)。2022年に2位となった大会でコースも同じだ。「一応2位にはなったけど、過去の話なんで。今、行ってみたらわかんないんですけど」と冗談めかしたが、今大会でつかんだプラス要素をゴルフの結果へとつなげていきたいところだ。