MLB公式サイトが1日(日本時間2日)に報じた日韓特集が話題になっている。「日本と韓国の才能の次の波がMLB」と題した記事で、今オフにもメジャーに挑戦する可能性のある日本選手と韓国選手をピックアップ。NPBからロッテ・佐々木朗希投手(23)、巨人・菅野智之投手(35)、巨人・岡本和真内野手(28)、中日・小笠原慎之介投手(27)の4選手を取り上げた。
佐々木については「日本で最も優秀な若手投手であることは誰もが認めるが、マリーンズが今冬、ポスティングシステムを通じて彼をMLBの球団に放出するかはまだ明らかではない」とし、ポスティングが認められた場合はドジャースが最有力候補だと指摘。メジャー挑戦を正式表明した菅野は「コントロールの良さで知られ、今年の三振と四球の比率は6・94。彼のプロフィルは、33歳でメジャーリーグ入りし、ドジャースとヤンキースで7シーズンにわたり優秀な先発投手として活躍した黒田博樹と似ている」と伝えた。
岡本和については「MLBチーム役員は岡本が北米へ移籍すると予想しているが、それが今冬に起こるか、あるいは将来起こるかは不明」と前置きし「WBCのファンは2023年の金メダルゲームでホームランを放ち、USAに勝利した日本の強打者として記憶している。過去7シーズンで平均33本のホームランを打っていることからもわかるように、岡本は右から安定したパワーを発揮している」と評し、タイガースが有力候補だとした。
一方、ポスティングによるメジャー挑戦が中日に容認された小笠原については「ドラゴンズは近年、MLBスカウト陣から徹底的にスカウトされてきたが、その大きな要因は高橋宏斗投手の存在だ。ただし、高橋投手は今冬は獲得できない見込みだ。小笠原投手も市場はあるはずだが、NPBでの三振率は最低だ」と厳しく解説。今季は5勝11敗と負けが大きく先行した左腕の能力に疑問を抱いているようだ。
ただ「以前にも米国に遠征しており、北米でのオフフィールドでの調整に十分備えている。また投球に対する新しいアプローチを学ぶ能力にも優れている」と適応力と学習能力は評価し「ゾーン内で効果的に投球することで、より多くの空振りを生む可能性がある」と今後の伸びしろに期待した。
韓国KBOからはキウムの二塁手・金慧成(キムヘソン=25)が取り上げられた。