巨人の阿部慎之助監督(45)が3日にジャイアンツ球場で行われた秋季練習で秋広優人内野手(22)へ「愛のノック」を行った。
3連休の中日ということもあり子供から大人まで多くのジャイアンツファンが訪れたこの日の球場。解放されたグラウンド上でG党が見守る中、阿部監督は秋広ら外野陣に自らのバットでノックを行うと、特に秋広に対しては四方八方へ打球を飛ばして巨体を揺り動かせていた。
指揮官直々のノックに秋広は「いや~、久々っすね。懐かしい感じ、久々に愛を感じました」と大粒の汗を額から垂らしながら苦笑い。オフにはオーストラリアのウィンターリーグに参戦予定ということもあり「(自分は)打つことが求められる選手だと思うので、そこを重点的にやりたい。投手の違いもあるし、野球の違いに対応していくためにも頑張りたい」と意気込みを語った。
武者修行へと旅立つ教え子に対し阿部監督は「異国の地に行って自立してやんなくちゃいけないから人生勉強にはなる。いろいろな選手を見れるだろうし、そういう意味でいい勉強をしてきてほしいなと思う」とゲキを飛ばした。