国内開催の米女子ゴルフツアー「TOTOジャパンクラシック」最終日(3日、滋賀・瀬田GC=パー72)、3差4位から出た竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が、通算15アンダーで並んだマリーナ・アレックス(米国)との6ホールにわたるプレーオフを制して今季8勝目。この勝利で米ツアー2シーズンの出場権を得て、出場予定だった12月の米ツアー最終予選会は免除となった。
正規の18ホールでは、2番パー4、3番パー3の連続バーディーで追撃にかかるが、8番パー3、9番パー4のボギーでブレーキがかかってしまう。それでも後半入り、10番パー4、13番パー5でバーディーを奪う。すると13番パー5は2オン・イーグル。残り243ヤードの2打目をピン右手前3・5メートルにつけて沈めてみせ、最終18番パー5も2オン・バーディーを奪って追いついた。
プレーオフでは、18番の2ホールで分けて、続く13番での3ホール目でも決着はつかず。再び18番に戻り、竹田は3打目を手前2メートルにつけたが決め切れず、パーで並んでしまった。続く13番で竹田はピン左15メートル2オンするも3パットのパー止まりでドロー。続いての18番でバーディーを奪った竹田が、ようやく自身初のプレーオフを制し、笑顔でガッツポーズを見せた。
18番グリーン脇の優勝インタビューで竹田は「長くなってしまってすみません」とギャラリーの笑いを誘い、勝負を決めた最後のパットについては「このホールが(この日の)ラストと聞いていたので入れるしかないと思って打ちました。やっと終わったと思いました」と振り返った。米ツアー最終予選会をスキップできることには「12月に受ける予定だったのが、受けなくてよくなったので、すごくうれしいです」と安堵した。
新たな挑戦の来季に向けては「初めて米ツアーにいくので、いろいろな経験をして優勝できたらと思います」と意気込みを語った。