ジャーナリストの木村太郎氏が3日、フジテレビ系「Mr.サンデー」に出演。投票日が今月5日に迫るアメリカ大統領選挙の行方を占った。
大統領選は民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領との間でまれにみる大接戦。「リアル・クリア・ポリティクス」の世論調査まとめによると、全米の平均支持率ではトランプ氏がハリス氏に0・3ポイントの僅差でリードしている。
この結果に木村氏は「トランプが上いってるでしょ。共和党の候補が上いくのは20年来のことなんですよ。人口から言っても、人口の多いほうが民主党なの。平均見れば必ず民主党が上に行くのに、今回トランプが上行ってるわけ」とトランプ氏が数字以上に優勢と見ている。
それを踏まえ木村氏は「いろいろ理由はあるんだけど、今回もトランプ圧勝」と結果を予想した。
木村氏は自信を「(自信は)100%と言うと本当なんだけど、なんか不測の事態があったらいけないから90%」と言い切り、理由について「とにかく、世論調査で全部トランプがちょっとでも上いってるじゃないですか。世論調査の人は『隠れトランプはなくなった』って当初は言ってたんだけど、ここにきて『やっぱり隠れトランプはいっぱいいるぞ』って言い出したわけ。一つはニュースサイトがやった調査で『誰に投票するか?と聞かれたら、本当のことを言うか?』に、『言わない』というのが23%いた。それもZ世代は『48%』、半分ぐらい『嘘をつく』と」と、若者の中に支持を明言していないトランプ支持者が多いとした。
ハリス氏の〝失速〟については「本来バイデンさんだったわけ。ところが、バイデンさんが討論会で失敗しちゃったんで、『あれでは勝てないぞ』というので民主党の幹部が引きずりおろしちゃった。その副大統領が代わりにひょっと出てきて、党内での予備選も何にもしないで。しかもバイデン政権の失敗は彼女も同罪なわけで、言うことが全部弁解に終わってる」と分析。
また、副大統領候補の選定の間違いもあるといい「ティム・ウォルズという人は、いろんな嘘をついてきた。それを指摘されると『私、少しバカなんです』って言っちゃったの。そんなの誰も信用しない」と切り捨てた。