13日開幕の国際大会「プレミア12」に向け、宮崎合宿中の侍ジャパン・井端弘和監督(49)が3日、チームの守護神に大勢投手(25・巨人)を起用することを明言した。
この日右腕のブルペンを見守った指揮官は「何も心配していないですね。十分に仕事をしてくれると思う。当然、そこ(9回)を任せますし、他にやっているピッチャーはいないので」と、23年のWBC優勝メンバーでもあり、所属する巨人でクローザーとしての経験も抱負な右腕に託す。
そんな右腕はこの日、1イニング程度の目安の球数とされる約15球のブルペン入りで、来る本番へむけ調整。本格的な投球は、CSファイナルでチームが敗退して以来となる久々のマウンドとなった。今季は5月に右肩の違和感でチームを一時的に離れたが、それでも、復帰後は復調した姿した披露し、43試合で29セーブと、防御率0・88と、チームの4年ぶりリーグVに貢献した。
優勝した9月28日の広島戦でも、最終回のマウンドに立ち、胴上げ投手にもなっただけに「不安はありますけど、そういうのも意気に感じながらやりたい」とキッパリ。再び、歓喜の瞬間にマウンドに立つことをモチベーションに日の丸の守護神を全うするつもりだ。