お世辞抜きでうまかったです――。阪神・藤川球児監督(44)が3日の秋季安芸キャンプで、報道陣160人にランチを太っ腹提供。腹ペコ虎番たちの胃袋を、自身の故郷でもある高知県の山海の幸で満たした。
球場内プレスルーム裏に即席屋台を設置してふるまったのは「土佐勝男(かつお)飯」。甘辛く炊き上げてほぐされた旨みたっぷりのカツオと、爽やかなミョウガの風味があまりにも絶妙な逸品だ。薬味にワサビと白ゴマも加わり、白米とのマリアージュは至福の域へ――。あまりのおいしさに「おかわり」の列に並ぶ者が続出する始末だった。
土佐人としてのプライドをかけ「提供メニューの選定にもこだわりをみせていた」(関係者)という藤川監督も「お世辞を言ってる場合じゃないでしょ!(笑い)。(カツオとミョウガは)地場産品というかね。高知は『お客さん文化』ですから。皆さまをもてなす、迎える文化を知ってもらえればうれしい」と笑顔。本当にごちそうさまでした。