国内女子ゴルフツアー元賞金女王で米ツアー通算1勝の平瀬真由美(55)が、国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(10月31日~3日、滋賀・瀬田GC)で優勝し、来季から米ツアーへ本格参戦するめいの竹田麗央(21=ヤマエグループHD)へ本音のアドバイスを送った。
竹田は12月に来季の米ツアー出場権をかけた最終予選会へ参戦する予定だったが、今大会の優勝へひと足早く権利を獲得。テレビ中継の解説で会場入りしていた平瀬は、めいの新たな挑戦について「米国へ行く前に言おうと思っていたけど、日本で良くても世界の人たちが集まるツアーなので、自分の実力を試すというより、また一から挑戦するという気持ちで行ってほしい」と注文した。
米ツアー経験者目線から「そんな簡単に通用はしないと思う。今年は、たまたま(全米)女子オープンでは上位(9位)に入ったけど、一からやり直すつもりでやってほしい。コースも全く違うし、あっちのほうが難しい」とも。だからこそ「あんまり行ったり来たり、しないほうがいいかなと思う。日本のギャラリーが恋しいとかあるかもしれないけど、武者修行みたいな気持ちでトライしてほしい」と強調した。
ショートゲームに関しても「向こうに行って、パッティングのうまい人を見て学ぶことも教わることも大事だし、アプローチは絶対にもっと引き出しを持たないとダメだと思うので、たくさん教わりにいってほしいなと思う」。心強い〝先輩〟の存在が、世界へ羽ばたく竹田の活躍を後押ししていきそうだ。