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今季3点目の久保建英 バレンシア水害に心痛める スペインメディアは不敗神話指摘

東スポWEB 2024年11月4日 10時37分

スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が3日(日本時間4日)、アウェー・セビリア戦で今季3ゴール目を挙げた。後半35分までプレーし、2―0の勝利に大きく貢献した。

0―0の前半34分。右サイドボールを持つと、ドリブルで相手DFを抜き去り、ペナルティーエリア内中央へ行くと得意の左足を振り抜いてゴール左隅へ決めてみせた。スペインメディア「エスタディオ・デポルティボ」などによると、鮮やかなゴールを決めた久保は試合後、「モビスター」のマイクに神妙な面持ちで、スペイン東部バレンシア自治州を中心に起きた水害について言及した。

スペイン1部マジョルカ時代に指導を受け、現在は同1部オサスナを指揮するビセンテ・モレノ監督は被災地出身だけに「彼のことが心配だ。彼はとても良い監督で、1部リーグでプレーするためのすべてを与えてくれた。彼の出身地の人々は苦しんでいる、(号泣していた)彼の記者会見を見て、自分も心がとても痛んだ」と語った。

さらに「自分は経験していないが、日本も数年前に似たような被害が起きて苦しんだ。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、失われた命には、心よりお悔やみ申し上げます」と続けた。

また、この試合でMVPに輝き、スペインメディアは高評価を与えた。「ムンド・デポルティボ」は「彼はこのチームに不可欠であることを改めて示した」と指摘すれば、「エル・デスマルケ」は「レアル・ソシエダードは久保がゴールを決めたときは一度も負けたことがないので、後半戦に期待が持てる(16勝1分け)」。巻き返しには久保のゴール量産が求められそうだ。

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