米プロバスケットボールNBAグリズリーズの河村勇輝に対して、米メディアがこれまでの歓迎ムードから一転して批判的な報道が出てきた。
グリズリーズは2日(日本時間3日)に行われたセブンティシクサーズ戦で124―107と快勝。河村は第4クオーター終盤から途中出場して1分27秒プレーしたが、シュート機会はなく無得点。得意のドリブルは不発で守備面でもボールに触れることができないなど精彩を欠いた。
これまで米メディアは期待のルーキーである河村に期待を寄せる報道が現地では目立っていたが、NBA5試合にしていまだ無得点と結果が出ていないこともあり、ついに批判的な報道も噴出している。
米放送局「CBS」は「河村は土曜日のセブンティシクサーズ戦で勝利した試合の中、NBAでのキャリアで無得点のままだ。5試合連続で出場時間が5分未満となっている」と指摘。そして「心温まる話ではあるが、河村が近いうちに重要なプレーをする可能性は低い」と厳しく評価した。
米メディア「ロットワイアー」も「河村勇輝は土曜日も得点できず。約1分間でカウントされる記録がなかった」と得点など記録に残るプレーができていない現状を強調した。
ここまで出場時間が短いとはいえ、上に行くためには少ないチャンスをものにしなければならないのも事実。河村は奮起できるのか、岐路に立たされている。