〝極悪女王〟ダンプ松本(63)が、「WAVE」マットを真っ赤に染めた。
4日の東京・後楽園ホール大会ではZAPとの極悪同盟で、狐伯&香藤満月と対戦。ネットフリックスの配信ドラマ「極悪女王」の影響で時の人となったダンプが登場すると、会場は大歓声に包まれた。
だが、試合が始まると会場の空気は一変。ゴング前に竹刀を振り下ろしたダンプは、そのまま場外で狐伯をめった打ちに。さらにレフェリーの目を盗んでフォークを取り出すと、狐伯の額にぶっ刺した。
狐伯は大流血。3連休最終日の真昼間に惨劇を見せつけられた会場は、悲鳴に包まれる。それでも極悪女王はお構いなしだ。一斗缶攻撃がZAPに誤爆する場面もあったが、最後はダンプの竹刀攻撃からZAPが強烈なラリアートを狐伯に命中させ、極悪同盟が完勝した。
大ブーイングの後楽園でマイクを握ったダンプは「流血してどうだ、気分は? 気持ちいいだろ? 燃えるだろ?」と狐伯に問いかける。さらに「狐伯は前、マーベラスにいた新人のときから礼儀正しかった。今も礼儀正しい狐伯となって頑張ってる。礼儀正しい人は先輩にもかわいがられるし、プロレスも伸びるんだよ。狐伯は若手では一番礼儀正しい。血だらけになっても、とりあえず向かってきたからな」と賛辞を贈った。
ダンプの熱い言葉に、今度は一転して会場は感動の渦に。1試合の中で喜怒哀楽を呼び起こした極悪女王は、威風堂々と売店へ向かった。