U―17女子W杯(ドミニカ共和国)決勝は3日に行われ、北朝鮮が1―1のまま迎えたPK戦(4―3)の末に、スペインを退けて2016年以来3度目の優勝を飾った。日本は準々決勝で2―2のまま迎えたPK戦でイングランドに敗れていた。
国際サッカー連盟(FIFA)の公式ホームページは「アジアの強豪国はこれまでで最も厳しい戦いを強いられ、後半に先制を許す。それでも追いついてPK戦へ持ち込み、最多記録となる3度目のU―17女子W杯タイトルを手に入れた。北朝鮮のGKパク・チュギョンは、最終決戦では決定的な活躍。トップレベルのセーブを何度も披露し、PK戦でも値千金のストップを見せた」とリポートした。
8~9月に行われたU―20W杯(コロンビア)でも北朝鮮は、決勝で日本に1―0で勝って優勝していた。この〝連勝〟に韓国メディア「スポーツ京郷」は「北朝鮮はU―20女子W杯でも8年ぶりに優勝するなど、女子サッカー強国の威勢が復活してきた」と指摘した。
世界を制したアンダー世代の選手が成長してA代表入りしていけば、アジアの勢力図が変わってくる可能性もある。日本や韓国にとってより厄介な相手となりそうだ。