川口オートSG「第56回日本選手権オートレース」は4日、最終日を開催した。森且行(50=川口)は8Rを断然人気に応え快勝。終盤2日を連勝してシリーズを締めた。
危なげない逃げ切りで4年ぶりの選手権を終えた。「滑って後半は回れない。タイヤだね。ペースが上がらなかった」と注文は付くものの、大勢のファンの前で圧倒的な支持に応えたことが何より。課題のスタートが決まったのも大きかった。
「スタート練習でたまたま(青山)周平の隣になったんだよ。同じフカし方をしたら同体で切れた。やっぱり速い人の隣で勉強しないとダメだね。0ハン並びのスタートはこれから1年かけて練習します。また来年、出られるように」。
4年ぶりの選手権は終わった。「やっぱりSGの中でも全然違う。今回はいい状態で入ったはずだけど、初日の5着と2日目の走りが響いたかな。落ち着きがなかった。課題は山積みだけど、また頑張ります」。開催を無事に終えた安堵感を漂わせつつ、最後は引き締まった表情で前を向いた。