肋骨骨折で欠場中の〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカ(38)が、現状を説明した。
メキシコのCMLL日本女子王座を保持し、10月17日から約2週間のメキシコ遠征を敢行。同25日にはルチャの聖地「アレナ・メヒコ」で行われたCMLL女子グランプリ(イリミネーションマッチ)にも出場を果たした。だが、同大会の試合中に対戦相手のヒザがワキ腹に直撃し肋骨を骨折。当面の間欠場することになった。
ウナギは旧姓・広田さくらの欠場により出場を予定していた4日のWAVE東京・後楽園ホール大会に来場。同大会では小仲=ペールワンと対戦を予定していたが、欠場に伴い「X」が代打で出場することになっていた。
広田とリングに登場したウナギは「メキシコ遠征中にあばらをポキっといかれました。このたびは代打による代打の欠場により誠に申し訳ございません」と謝罪した。
そこに「X」として呼び込まれたの松本郁だ。試合途中には松本浩代も乱入し、最後は浩代がペールワンから3カウントを奪った。
試合後、取材に応じたウナギは「1週間に5連戦を2週続けてやる予定で、最終日にはCMLL日本女子王座のタイトルマッチもあったんですけど、グランプリでケガをしてしまって。病院でお尻に注射5本も刺されて本当に超痛かった!」と振り返った。
負傷によりメキシコ遠征の途中で帰国することになったが、憧れだったアレナ・メヒコのリングにも立ち多くの収穫もあったという。遠征中には米AEWのトニー・ストームやウィロー・ナイチンゲール、米ROH世界女子TV王者のレッド・ベルベット、過去にスターダムにも参戦経験のあるテッサ・ブランチャードなど世界中で活躍する選手と対戦した。
「トニーとは初日に対戦して『こいつはクレイジー』とかずっと言われてて。お前もクレイジーだよと思ったけど。こんなにいろんな国の選手と試合する機会なんてないので、戦い方の違いとかとても勉強になりました」と笑顔を見せた。
復帰時期は未定と言うウナギだったが「毎日ものすごく長い時間寝てもう飽きた。ちょっと休むことになったけど、今日試合を見てて、もういけるかもって思ったくらい元気!」と前向きだった。