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斎藤元彦氏 おねだり疑惑に対して「疑念をいだかれないようにしていく」

東スポWEB 2024年11月4日 19時34分

前兵庫県知事の斎藤元彦氏が4日、関西テレビ制作の情報番組「newsランナー」の兵庫県知事選挙(17日投開票)大討論会に生出演した。

斎藤氏は、パワハラ疑惑などを記した文書で内部告発した元県民局長に対し、公益通報にあたるかどうか十分な検討をしないまま処分。そして8月に百条委員会が設置されると、9月に県議会が不信任決議を全会一致で可決し、自動失職した。

この日、斎藤氏のほかに元尼崎市長の稲村和美氏、元参議院議員の清水貴之氏、医師・大沢芳清氏が番組に出演。他に立候補しているレコード会社経営・福本繁幸氏、会社社長・木島洋嗣氏、NHKから国民を守る党・立花孝志党首は出演しなかった。

パワハラを防ぐためにどうしたら良いか問われた斎藤氏は「研修の徹底と風通しのよい組織へ」と書いたフリップを出し「今回、県民のみなさんに多くのご心配をおかけしたこと、大変申し訳ないと思っております」と謝罪。

続けて「私自身もしっかり研修を受ける。職員みなさんとのコミュニケーションも徹底していきたい」とコメントした。

今後の公益通報の対応について聞かれると「今回の文書問題は、公益通報されたから処分したとのではなく、文書の内容が誹謗中傷であったり、公務員としてすべきではない行為をしていたので処分した」と説明。「(元県民局長の公用メールから)『クーデター、革命』というような言葉が出てきたので調査せざるをえなかった」とした。

今後は、外部窓口を設置するなどして対応するという。

また、斎藤氏を巡っては、贈答品をおねだりして受領していた疑惑も浮上している。

これについては「すべて受け取らないというのもひとつの判断としてあるが、生産者には『PRやいろんな施策につなげてほしい』といった思いがある。県民のみなさんに疑念をいだかれないようにしていく」と強調。

さらに兵庫県の人口減少にも言及した。同県は、2009年から15年間で約26万人の人口が減少しているが、斎藤氏は「若者支援の充実」を掲げ、「いろんな所に地場産業があり、ブランド化を高める」ことで若者や女性の就労支援につなげると訴えた。

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